擬人化

これ〔人間が猫を擬人化すること〕は好都合なので、できればいつまでもそう思わせておきましょう。人間が間違った思いこみに取りつかれているかぎり、猫の秘密をかぎつけたり、猫の実体にせまったりする危険はありませんから。
ポール・ギャリコ『猫語の教科書』(ISBN:9784480034403

植物もヒトも感覚入力は受けとるが、その入力を喜怒哀楽の感情に翻訳するのはヒトだけだ。私たちは植物を見るとき、そこに私たちの感情を上乗せして眺める。だから、満開になった花はしおれている花より「幸せだ」と思い込む。
ダニエル・チャモヴィッツ『植物はそこまで知っている』(ISBN:9784309464381

地球外生物にもシャチにも、私たちがその中に人間的なものを見出そうとするかぎり、近づきになれないだろう。
フランク・シェッツィング『知られざる宇宙―海の中のタイムトラベル』(ISBN:9784272440368




うっかり素で地球外生物のふりをしてしまったので、次の日に訂正するの巻。


念押し。