カカオが貨幣として使われていた、って、はじめて知った。
為政者が供給を管理できる、「みんな」が価値があると思っているもの。……政治は関係ないかな、勝手に流通することもあるかな、そのへんはわからん……。とりあえず、いっぱい採れるときと採れないときの差が大きいものは貨幣には難しい気がする。となると、カカオって、天候に左右されず栽培の易しいものなのか? ……なわけはない、だったらはじめから高級品にはならない……。つーか、豆というけど、その大きさが写真じゃよくわかんないんだよなー。
貨幣が貨幣として使えるのは、「みんな」がそれに価値があると信じているから。紙幣なんて、ただの紙なのに。これまでずっと使えてきて、これからも使えるだろうと信じられるもの。ここだけではなく、もっと遠くでも使えるだろうと信じられるもの。「みんな」もそう信じているだろうと信じられるもの。時間的にも空間的にも大きな広がりを持つ。広がりを持つほうが、信じられやすい。これを広めた人は、えらいなあ。それにはやっぱり権威が要るだろうし、政治、関係あるか……。
ある通貨が価値を落とすことはあっても、それは相対的なもので、すべての通貨がいっぺんに価値を失うことはない。けど、そうなったらどうなるか、想像するのはおもしろいかも。世界中の人がいっせいに、あれ、これってただの紙じゃん、と、気づく。他の人もそれに気づいた、と、気づく。
お金を信じない人のほうが、お金に強いだろうな。
……いや、私はただ、ホワイトチョコレートはチョコレートなのか、知りたかっただけなのですが。
- ホワイトチョコレートはチョコレートですか?
- チョコレートは通常、カカオマス、ココアバター、砂糖、ミルクの4つの主な原料からできていますが、ホワイトチョコレートはココアバターを主原料としているので白くなっています。カカオマスが入っていないので苦みがなく、ミルクの味と色の白さが生かされているのがこのチョコレートの特徴です。
……どっちだよ!
カカオマスが入ってないからチョコレートじゃないのか、でもココアバターはカカオからできてるんだろうからそれでもチョコレートなのか。カカオが入ってればなんでもチョコレートなのか。カカオって何様?