自信を育む5つのステップ

かんたんです!

  1. 朝5時に起きる
  2. 散歩する
  3. みそ汁をつくって食べる
  4. 「自信を持て!」と言ってくる人を煙に巻く
  5. 上記を繰り返す

明日、5時に起きてください。この季節ならもう明るい時刻ですし、涼しくて気持ちよい。でも眠いですね、近所を徘徊してください。鳥の声が聞こえるかな。電車はもう走っている? 場所にもよるけど、静かですよね。うちでは、寺の鐘の音が聞こえます。風はどんなふうに動いている? 空の色はどう? 今日の天気はどうなるだろう?
帰ってきたら野菜をいっぱい入れてみそ汁をつくってください。具をたくさんにすると汁が少なくなるので、自然と塩分ひかえめになります。ちゃんと味わって食べてくださいね。おいしい? なに、まずい? ちゃんと出汁とった?
明後日も、明々後日も、同じことをしてください。一週間に一度は朝寝をしてもいい日です。
陽が短くなってくると、7時近くになっても暗いですね。暗い中を散歩してるとちょっとあやしいかもしれません。ご近所との交流はあるでしょうか? 人当たりがよければだいじょうぶですけど、自信なさげに見えるってことは、まずいかなあ……まあ、気をつけてくださいね。
人から「自信を持って!」と言われたら、「私の自信は人から見えないところにあるのです!」と答えましょう。そう思えなくても言え。なにしろ、人から見えないところにあるので、自分でも見えないのです。嘘じゃないからだいじょうぶだいじょうぶ。
これをずーっと続けます。
そうすると「自信を持って」とは言われなくなります。
言われなくなると、自信があるのかどうかなんて、どーでもよくなります
明日からやってみましょう!


……。
いや、えーっと、生きるうえで、ごはんがうまいことは、とってもたいせつなことですよ……! 一昨日からすっごく不機嫌というか、虫の居所が悪いというか……、まあ、原因はあるんだけど、それにしてもイライラが増幅してるなあ、と思ったら、腹が減ってたんだった……! 単純。じつはまだ少々不機嫌だったりするけど!
ごはんがうまければ、たいていのことはだいじょうぶ。
うまくないときは、うまくなるように体の調子をととのえて、うまいものをつくるのが先。
私は、うまいもの、つくれませんけどね、みそ汁も、5年ほど、つくってませんけどね(……)。私はいーの、根拠のない自信には自信があるんだよ。昔からそうなんだけど、でも、「もっと自信を持って」と言われたこと、あります……たんに、おとなしいだけなんですけど。けど、逆のケースもあるだろうな、と想像できる。自信がないのに、ひとからは自信がありそうに見える人が、いるだろうな、と。
信じる、ってことに、根拠はない。
あたまで考えて、信じるかどうか決めているわけではないので。
それなのに、考えてなんとかしようとすると、わけわかんなくなるので。
考えるな、という話。
……って書くと、考えさせてしまうわけですが。不親切だー。


ところで、元ネタ……というかなんというか、藤子さんです。斎藤けん『花の名前』第十九話(「LaLaDX」2007年7月号)より。

「忘れれば?」
「忘れる!?」
「そう
 考えたら 負け!!

シチュエーションはぜんぜん違くて、好きな人が忙しくてなかなか会えない、という女の子に答えた台詞なんですけどね。がくっときたというか、ふいたっつーか『花の名前』次号最終回!