午前9時過ぎに会計事務所に電話をかけたら、出ない。
「社員旅行とか?」
「そんなことないでしょう、4月1日なんだし」
「「…………」」
「……入社式?」
「あっ!」
とゆーまぬけな会話をしているのは、新卒で入った人のいない会社だからなんですが、
新社会人だそうで、おめでとうございます。
こういうとき「おめでとう」って言うんだっけ、ってのがわからないんですが、自分で稼いで食っていける場所を得ることは、めでたいよな、ってことで、やっぱりおめでとうです。
センパイぶってなんか言っちゃろうかと思ったけど、なんにも言えることがない。ので、さくさく自分語りしますけど、
- 仕事自体は、おもしろくない。向いてないと思う。
- けど、私に向いてる仕事なんてあるのか、と追及するとこころもとなくなるのでスルー。
- 仕事を通してわかったこととか、興味を持ったこととかもあって、そこはおもしろい。
- 仕事の役には立たないんだけど。
- しかし私は何かの役に立たせるために勉強したことが一度もない。たぶん。学生のときから。
- っていうのはおかしい、ってことには、わりと最近気づいた。
- しかし私は何かの役に立たせるために勉強したことが一度もない。たぶん。学生のときから。
- 仕事の役には立たないんだけど。
- 何よりいちばん、わかった、っていうか、その片鱗が見えてきたのは、世の中にはいろんな人がいる、ってことです。
- いや、ほんとに、いろんな人がいるよ、よくもわるくも。関わり合いになりたくない人も、いる。
- でも、人と関わらずにいられる仕事なんて、ないんだな、ってのは、最近ようやくのみこめてきた。
- あきらめきれてないけどー。
- お金を稼ぐには、お金を持っている人の役に立つ、というのが王道らしいので。
- つまり、けっきょく、世の中はおもしろい。うまくできてるところとか、いーかげんなところとか、ぐちゃんぐっちゃんあって、おもしろくないことがあっても、おもしろい。
- というような世界観がいつのまにか形成されていったのだった。
- 学生のときは、もっと、世の中はまともかと思ってたような気がするんですけどね。
- まともじゃないよ。へんだ。
- だから、なんとでもなる。
- まともじゃないよ。へんだ。
- 学生のときは、もっと、世の中はまともかと思ってたような気がするんですけどね。
- というような世界観がいつのまにか形成されていったのだった。