ことばの年齢

昨日、生まれてはじめて(たぶん)、買ったもの。
ポケットティッシュ
……なんか負けた気分だ……。
鼻セレブ」という商品名はあほすぎて、一周まわって真にセレブっぽいと言えなくも……いや、もちろんぜんぜん言えませんけど!(買ったのはそれではない)
「セレブ」という語自体が、すでにインフレおこしてて安っぽい。といいたいところですけど、……えーと、最初っから安っぽくなかった? いつごろから使われ出したことばなんだろう。私のパソコンではいま、変換できませんでしたが。
ああ、消費されることばだなあ、ってニオイがぷんぷんと。
同じように(?)、いまだ馴染めないことばに「イケメン」があります。……うーん、どうも、「イケメンかっこわらい」って感じがしちゃうんだ……。まあ、イケメンと称されるような人が苦手なのもありますけども。
「ハンサム」っていまは使われませんね、っていうか、昔も使われてたっけ……『ハンサムな彼女』という少女まんがは記憶にありますけど(タイトルだけ)。日常会話的に。……うーん?
でも、「イケメン」ということばがふつうに使われてる環境で育った若い子は、そんな、含意なく使うのかもしれない。……要するに、私、歳なんですね? 「若い子」って言い方がすでに歳。
……。
いいんだけど。歳だし。歳だから隠居したい。
こういう、ことばに対する感覚、語感ってのもクオリアの一種か?ってふと思ったけど、違うよな、たぶん……クオリアっていまだ理解してないんだけど、……それ以上分解できない、説明できない、共有できない感覚、って雰囲気でとらえてます、が。はてさて。感覚? 質感?