時間と仕事

歯医者で、横になって待っている間、目を閉じていたので、「はい、開けてー」と言われて思わず瞼をあげてしまった。口、口を開けるんだ!
前回と、今回と、かかる時間は違ってても、たぶん作業としては同じで、値段も同じでした。前回、20分くらいで3割負担で260円って、それ、赤字じゃないのか、と心配になった。いや、時間は体感なので、もっと短かったかもしれないけど。
客……患者からは、いい医者かどうかって、しょせん、人当たりぐらいでしか判断がつかないんですが(治療の良し悪しなんて、即効でわかるものではない)、医者同士や経営者からしたら、「しごとができる」かどうかは、治療のうまさはもちろん、はやさでも評価するもんなんだろうな。なんとなく、医者って「聖職者」的に思ってるところがあって、そういう視点はなかったけど。治療費は時間ではなく出来高で計算しているのだ(と思う)し。
前職では、じぶんがいくら分の仕事をしているのかっていうの、わかりづらかった……と、いうか、直接的に客から稼ぐ職種ではなかったので。ああ、でも、ひとがやった仕事量の計算はしていたのだから、効率についての発想がなかったはずもなかったんだった……。