通勤途中、手が冷たいと思いながら、手袋をかばんの底からひっぱりだすのがめんどくさくて、どうせ職場に着いたら温まるからいいか、と、放置したのですが、あとでとり返せるからいまはいいや、という思考はなんなのか、と思わないでもない。「いま」冷たいのだから、「いま」なんとかすればいいのに。そして、とり返せるといっても、肌は荒れるので、「あとで」というのも、とても「あと」のことになる、か、とり返せない、か。
結果よければすべてよし、というのが、根底にありすぎるんだろう。
しかし、人生には結果がない。
他人の人生には結果がある、ように見える、というのが錯覚のもとだとは思う。
（でも、気をつけて見てると、手袋をつけずに歩いている人って、けっこう、いる）
（写真は2015年3月25日）
