花とゆめコミックスの「枠」越境

花とゆめコミックスで表紙絵が額縁にはみだしてきたのが2003年ということですが、もっと前、前世紀からそういう表紙はあったという記憶が。
由貴香織里の『天使禁猟区』。

天使禁猟区 (14) (花とゆめCOMICS)

天使禁猟区 (14) (花とゆめCOMICS)

これは14巻ですけど、Amazonにそれ以前の画像がないので、セブンアンドワイより1995年2月刊の1巻。そして1996年8月刊の6巻
あとは、中条比紗也『花ざかりの君たちへ』9巻、1999年8月。
樹なつみ『八雲立つ』10巻、1998年10月。
……というあたり。
由貴香織里は当時すでに熱いファンがついてたはず(絵も濃いが話もキャラクタも濃い)なので、

概ね固定客の少ない単発ものほど大胆な表紙でインパクトを狙っているみたいです。

というわけでもないと思います。(私は天禁は読んでません。それより前の何冊かは読んだ。)


すでに枠が背景に埋もれちゃってるという最近の例。

スキップ・ビート! (12) (花とゆめCOMICS (2896))

スキップ・ビート! (12) (花とゆめCOMICS (2896))

逆に、枠にきっちりおさまってて成功してるのが麻生みこと『天然素材でいこう。』だと思う。このデザインには作者の意向が入っているのでしょうか。