狙い撃ち

札幌の本屋のオヤジは気がついた。「最近の中学生は本を読まないと言うが、うちには彼らのコーナーがなかった」。オヤジは500冊のお薦めをリストアップし、専用の棚を作って、こんなキャンペーンを始めた。「本屋のオヤジのおせっかい 中学生はこれを読め!」。それから1年半、おせっかいは全国に広がっている。

で、おおまじめに「本を選ぶということ」について考えてたのですけど、その500冊のリストを眺めてたら、髙村薫『李歐 (講談社文庫)』のコメントに美貌の殺し屋とか書いてあって力抜けた。がっくり。いや、まあ、そうなんだけど! どの層を狙ったコメントなんだそれは!