“数の風景”

「世の中には10種類の人間がいる。二進法が分かる者と分からない者だ」

さて。
2年前のはてなの質問でこんなの見つけました。

あなたは“数の風景”を、どのように描いていますか。

0.デジタル派=0123456789の組合せが変化する。
1.アナログ派=頭の中で、順序よく数字が並んでいる。

2.マイナスの領域や小数点、無限大などが存在する。
3.左から右に向って、直線状(曲線状)に並んでいる。
4.十進法、百進法、千進法、万進法のような法則がある。
5.(その他のイメージ)
6.もともと数学は得意(苦手)だった。

よくよく考えてみると、どうやら私はデジタル……? しかも、整数しかない。有効桁数も二桁程度、みたいな。強く認識される数字、記憶している組み合わせがいくつかあって、それらを中心に考えてる、ような。暗算は苦手です。
3の倍数と4の倍数はなんとなく特別。4の倍数のなかでも特に、16、32、64、128、256、512、1024。あとは、121、144、169、196、225、とか。21、189、294、336、504、756、882、924、1575、とか。素数素数で好きですけど、とっさに素数かどうかってわからないので……。
グラフは、頭のなかにない、かも。図より式のほうがわかりやすいし、納得できる。左脳ばっかり使ってる?
数学が得意か、というと、あやしい……。「割合」の概念を理解したのって、ほんの数年前です。仕事で、いろいろと「率」を出すのに割り算をしまくってたときに、ふと、「あ……!」と思ったのです。ってことは、それまでは理解してなかったらしい。「関数」の概念を理解したのはたぶん二十歳前後で、これには珍しくイメージがくっついてて、「自動販売機」なのです。
成績は良いほうだったのですが。解法をおぼえるのと、理解するのは、別らしい……というのは学生のときからなんとなくわかってました。理解にまで至るには、とにかく続けなければならない(少なくとも私の脳の性質では)。
けれど、理解できるできないは別として――私は数学が好きというより、数学の「存在」が好きなのです。