自虐と謙遜

ところで、昨日触れた麻生みことの『そこをなんとか』は、貧乏育ちの楽子が、儲けたい一心でがんばって弁護士になったのにぜんぜん儲かりゃしねえ、って話なんですけど(え?)、弁護士関連の隠語って、どうしてこう……イソ弁とかボス弁とかアニ弁とか、響きが、えーと、……まぬけ、いや、お上品ではないのか。自虐なんだか謙遜なんだか。
ちなみに、青木祐子の「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー」シリーズを読む限りでは、弁護士の地位は高くない。19世紀末?の英国が舞台なんですが。時代なのか、お国柄なのか……。というか、仕事をする、ということ自体があまりお上品なことではない、という印象。貴族の義務、ってのは「仕事」に含まれないとして。