パトカー

きょうは、パトカーを2台みたよ。

あれ、白黒じゃない……のは、覆面だったから。

覆面。
ちょうど、伊坂幸太郎陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)』を読んだのでした。

 起きても食欲はなく、とりあえず、着ていく服について頭を悩ませ、慣れない普段着よりは背広のほうがいいか、と決断する。

慣れてない普段着とはこれ如何に。

「じゃあさ、僕がそこを見に行くよ」久遠が手を軽く、叩いた。
 成瀬が見ると、久遠は、「あ、その目はあれだ。不安に思ってるわけだ。僕が一人でできないと思ってるんだ」とあからさまに不機嫌になった。
「心配はしていない」成瀬は笑う。
「私も一緒に行こうじゃないか」響野が腕を組み、多忙な上司が、部下のために無理をして助太刀することを決断したかのような、言い方をした。
「急に不安になってきたな」成瀬は言う。
「わたしも」と雪子がうなずく。「わたしも心配になった」
「僕、やっぱりやめておこうかな」
「おいおい、私一人じゃ不安じゃないか」と響野が真剣に訴えた。

なかよしさん。