あずまやどくしょ


本日のおともは、デイヴィッド・プロッツ『ジーニアス・ファクトリー』。

アメリカではトマス・エジソンやビル・ゲイツのような大人は尊敬されるが、彼らのような子供はあざけられる。天才児は「オタク」か「気味が悪い」と疎んじられ、愛されるのはバランスの取れた子だ。数学の天才児は崇められないが、バスケットボールがうまい数学の天才児はかっこいい。だからロレインは自分の子を「普通」だと言い続けたのだし、グラハムのノーベル賞受賞者精子狩りがドン・キホーテを思わせるのだ。彼が売り込もうとした商品――純粋な知性――は、たいていの米国人が欲しがらないものだった。

知性より社交性か。
まだ途中ですが……なんというか、ひとの優越感と劣等感をそそるネタだなあ。