入江紀子『のら (1) (アスペクトコミックス)』。再読。
「子供じゃない人なんかひとりもいないよ
私みたことない
いろんな人と暮らしたけど おにーさんもおねーさんもおじさんもおばーさんも
どんなに大人っぽくみえる人も となりに寝たらみんな子供だったよ」
「ねぇ 俺ってつめたい?」
「うん 手足つめたいね」
「いや 人間が…」
「人間? 人間にぬくいも冷たいも…
みえるとこしかみえないしね
みえるとこだけでいいとかわるいとかぬくいとか冷たいとか わかんないよ
みんな みえないところの方がおおいもん」