光と影

金沢21世紀美術館

オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」展、です。
展示を見る前に、美術館を一周しました。ちょうど黄昏刻だったので、ガラスが鏡になってるところと、まだ外の光がまさっているところがあって、自分の影を見たり、ガラスに映っているものを見たり、視点をうろうろさせながら歩いてたら、自分が何を見ているのかがわからなくなってきた……そういう感じを強くしたような展覧会でした。
というか、酔った。
……作品世界に酔ったという比喩じゃなく、乗り物酔いのほう。乗り物には乗ってないけど。目が回った〜。
おもしろかったですけどね。
客が影を映したりする体験型美術なので、ある程度、人がいるほうがいいかもしれません。近くにいた女の子4人組は、お互いの影を利用してうまいこと楽しんでました。
パンフレットには、作家の文章が載ってますけど、これが、わからない……。

私が始めたいと考えているのは、人々の経験に対して様々なフィルター(色、光、いろいろな自然現象)を使いながら、美術館と広場及びその都市の環境について、それぞれが少なくとも一つの理想を実現するために創りだされた建造物であることを前提にして考察することです。

いや、なんか、ふつうに読み下せない……。英文のほうは、私は読めません……。
けど、つまり、美術館は役に立つ、役に立たせたい、ということか。……うーん?



じっと柱の影を見る……。

最近は写真を撮るときに影を気にすることが多いです。

山の間から光射す。