「問題」

金沢21世紀美術館で「ヤン・ファーブル×舟越桂」展をみてきました。おととい。


……こんな感じ?(ぜんぜんちがう)

こんな感じ(ぜんぜんちがう)。
おっさんが3人、盛装して原っぱでえんえんと玉ころがしをしながら少々息切れしつつ薀蓄たれてたら日が沈んで月がのぼって日がのぼって、と時間が経っていっちゃったよ、な話があって。話? ドイツ語で喋ってて、字幕がついてるけどそれが英語なもんだからさっぱりわからん。しかしどうにも画面(えづら)がへん! おっさんがふたり、何か語り合ってる後ろで、もうひとりはひとりで淡々と楽しそうに玉に飛び乗って立ち上がってみようと奮闘してて、あー、こういう子、いるよね!って。ひとりで淡々と楽しい。いるよね!っていうか、私がかつてそういう子だったような気もしますけど、おっさん、おとななのに。おとななのに。陽に透ける金髪や銀髪が無駄にきれいだよ!(無駄って) っていうかそもそも何をやっているのか、何を語っているやら、わからん。30分の作品で、たぶんひととおり観たとは思うんだけど、切れ目がわからん。うーん。ヤン・ファーブル作「問題」という作品です。うん、問題だ。何が問題なのかが問題だ……。
上の「じんめんそ」は舟越桂の彫刻でそんな感じのがあって、ほんとはちゃんと人面です。人面だからって人間だとは限らないけど。口はあるけど喋りそうにない。そしてどの作品も両目の焦点が合ってない、ような。ちょっとこわいのです。