眠い。
仕事での、お客さん――クライアント？――とのやりとり。
朝。
「これは何々じゃないんですか？」と、質問して（結果的に）ミスを指摘したら、「あっ、ほんとだ、ありがとう」ってお礼を言われて、えっ、ってびっくりした。……。
昼。
度重なる変更で、ちょっと振り回されてたら、「ちょっ、ほんと、ごめんなさい、ちょっとねえ、私、どうしたらいい？」などと言われる。知らんがな……。
夕方。
退勤時刻間際に、仕事を言いつけられそうになり、「何々してもらえますか」という問いに、反射的に「えっ、やだ！」と言いそうになって口をつぐみ、結果的に沈黙したら、「あとちょっとですから！」と、なだめられた。
……いや、なんだろう、今日、ずいぶんと当たりが柔らかいなあ。いつもはもっと、居丈高っていうか高圧的っていうか、上からもの言うっていうか、ええっと、このへんをもうちょっとソフトに、オブラートにつつんで表現するにはどうしたらいいですか……というような感じの人なんですけど。機嫌がよかったのか、私のこれまでの見方が勘違いだったのか、私の機嫌がよかったのか、なんだったんだろう。
しかし、オブラートにつつんで言いたいと思うあたり、私、あの人のこと、きらいじゃないっていうか、わりと好きっぽい。あんまり好感を持てるような態度とられてないのになー。なんでだろう。
