近くて遠いところ

帰ってきて、アパートの扉を開けると、あたたかい、のですよね。うちの玄関扉ではなく、アパート全体の扉。1階がテナントで、1階から2階への階段は外階段で、階段を上がった先に、なぜか、ふつうの民家の玄関扉がついてるんですが。そして、各戸の扉はもっとちゃちい……。2階から3階は内階段。
つまり、廊下があたたかい。これ、どこかの部屋の暖房がもれている、ということではないのか……。声ももれるので。廊下でしゃべってる声は聞こえるし、廊下から部屋の中のテレビの声も聞こえます。ただし、部屋にいて、隣りの部屋の声は聞こえない。なので、壁ではなく扉の問題だと思ってますが。
まあ、うちにはもれるほどの暖気はない。
たまに、廊下に住もうかと思う……。
3階には行ったことがない。外から見ると、3階のその上の屋上に、ペントハウスっぽいなにかがあるようで、なんとなく気になってるんですが、なんとなく敷居が高い。なんとなく。
住んでるアパートの上階って、近くて遠いところだよなあ。前のところは最上階(2階が最上階!)でしたが、その前のところでも、上階に行ったことはなかったような。……踊り場までは行った! 共用の洗濯機があったから。そういや、あのころは、住人とでくわしても、おたがいに挨拶とかしなかったです。そんなもんかと思ってたのですが……。

(写真はイメージではない。)