「理不尽な死」だと感じられるのは ――つづき

http://d.hatena.ne.jp/ymd-y/20051108#1131448336
何も悪いことをしていない人が、何かの間違いかというような原因で突然死んでしまう――そういう「理不尽さ」からどうやって立ち直ったらいいのか、それは私にはわかりません(し、興味もないです)が、なぜ「理不尽」だと感じるのかは、いちおうの説明がつけられる。
それは「あなた」の神様のせいです。
……いきなり「神様」ってのもなんですけど、たぶんそういうことだと私は思う。何も悪いことをしていないのに酷い目に遭うのはひどい、というのは、公平で正しい善き神様がいるべきだ、あるいは神様は公平で正しくて善なるものであるべきだ、という「信仰」があるんだろう、と。
しかし、死というのは、悪行の罰としてくだされるものではない。
――それもけっきょく、私の神様がそういう神様だ、というだけですが。


無宗教だといわれる日本人でも、だいたいの人は神を信じている、と私は思っている。わざわざ無神論者になろうとしなければ、神を自然と信じている。そして、無神論を選択するには、神について考えずにはいられない。無神論者は、神をよく知っている。
それもこれも神の定義によるわけですが。というわけで明日はその話。