書く人、書かれるモノ

10日に書こうとして中断してたやつです。

オリジナリティは作品についてどうこういうもの、個性は作者に付随するもの、……かな。個性がある、というのは、むしろオリジナリティはないというか、なくなっていく、ということではないか。……言いすぎか。

これは、前に「オリジナリティと個性ってのは同じような文脈で使われるけど、じつはかなり違う意味なのではないか」と思いついて書いたメモなのですけど、個性がある、というのは、むしろオリジナリティはないというか、なくなっていく、ということではないか、というのが、どういう意味なのかわからなくてしばらく考えてたのですよ、自分が何を考えたのかわからんって……メモになってないよ……。
で。誰々の個性、という風に認識されるのが「個性がある」ということならば、「その人」としては同じパターンを繰り返しているってことで、それはオリジナリティは「ない」のではないか?という意味だったらしい。いちばんはじめはあったとしても。
でも、それはまた違うのではないか?と、いう気が今はする。けど、よくわからない。


私の書く字はけっこう気分によって違ってるので、「これが自分の字だ」っていうはっきりした像を持っていないのですけど、いざ別人の筆跡を装おうとかすると、どうしても「うーむ、私の字だ……」というものにしかならないのですね。こういうのが「個性」なんではないかと思うのですけど。誰のものなのかはっきりわかる、あるいは他の誰のものと比べてもきっちり見分けがつく、というものだけが「個性」ではない、と。
まあ、字体については、女の子の世界には流行ってものがありますが。私の二歳ぐらい下から字が違うので(字体の名前は知らない)、そういう字を見ると、「私より年下の、ふつうの、女の子なんだな」と思います。同世代の字は却って識別できない。