死神の哄笑

DEATH NOTE』の映画、観ましたですよ。知り合いからDVD借りたのです。
「どうだった?」「うん、リューク可愛かった」「リューク? 可愛い?」「そう、りんご欲しがってるところとか」「……ごめんそれ俺ちょっとわからんわ」。引かれました。萌え発言はほどほどに。
というわけでリューク可愛かったです。動きがいいよ。
お話については、観る前にその知人にだいたい聞いてたのですよね。観る気なかったので。でも、知っててもおもしろかったです。楽しめました。なるほどこれはこれで『DEATH NOTE』だな、と。
こっちのライトのほうがまともだなあ、と思った。真っ当。法によって裁かれず反省もしない凶悪犯罪者に対する憎しみ、というのが発端になっているので。まんがでは「退屈」だったから、だもんね。それでもだんだん「ゲーム」になってしまうのですけど。人の命を盤上のコマとして扱う。ただ、命を盤上のコマとして扱うことについては、Lのほうが上だった、ということ。Lはほんとうに徹底している。まともではない。
それにしても、デスノート……というか、キラのいる世界って、高度な空気読み能力が必要だよなあ、と、あらためて。空気が読めなければ命にかかわる。