→隠居する。
「意味があることにどんな意味があるのか？」→「Log of ROYGB - 時間銀行」→「なぜ１億円？ どう作ればいい？ - ［1億円の資産を作る］All About」。むむ、やっぱり、思いっきり読者対象からはずれている……。
私たちが「自由を得る」ということには、二つの意味があります。一つは、「経済的不安から開放される」という意味。もう一つは、「人生を謳歌する」という意味です。
まあ、そうなんだけど。
でも、お金がないのはたしかに不安なんだけど、お金があれば不安が消えるってものでもないだろう。きっと、たぶん。得てしまうと、失うことがこわくなる。だから、もっと得ようとする。もっとこわくなる。もっともっと得ようとする。もっともっとこわくなる。……
貧乏は貧乏なりになんとか生きていけるもんだー、と知ってれば、そんなに不安になることもない。けど、貧乏生活を経験していればいい、ってもんでもなく、貧乏を知っているからこそもう貧乏は嫌だ！って人もいるでしょう。「健康で文化的な最低限度の生活」の基準も、ひとそれぞれだろうし。
ところで、投資って儲かるんですか？ 「十年後、あなたは何をしていますか？」質問でも、投資で食う、って回答がありましたがー。
前に、仕事というのは他人の役に立つことで、それで得るお金は役に立ったという表現だ、ということを書きました。それで考えると、「投資」というのは仕事じゃない気がする。もちろん、誰かの役に立っていなければ、お金がまわってくるはずないんだけど。でも、「お金がお金を稼ぐ」とはよくいったもので、自分で稼がなくてもいいぜ、ってことでそれが魅力なんだけど、やっぱりそれは自分が役に立つってことじゃない。というわけで、投資だけで「食う」ことは、その意味で難しそうだ。私としては、それぐらいの役に立たなさかげんでいいんだけど。まあ、それ以前に、儲かるのかって問題がありますけど。うむ、隠居したいなあ。でも、いま現在必要な分以上のお金は持ちたくない。
「無駄だわ。なにもかもが無駄だわ。わたしはまちがったお金の使い方をされるのがいちばん嫌いなのよ。だってかわいそうでしょ、お金が！」
「僕だって十分かわいそうだよ」
「んまあ、あんたごときとお金さまを同列に扱うなんてずうずうしい！」
いっそすがすがしい。
