下手な文章だと余白に耐えられません

こんどの単位は「作品」になってますね。デザイン、というのは、何かを伝えるための(伝えやすくするための)手段かな、と最近考えているので、それ自体じゃ完結しないし、「作品」という言い方には違和感があるけれど(「デザイン」だけでも何かしらは伝わっていくだろうけれども)。
どれが入賞しそうとか、インポート数が伸びそうだとか、ぜんぜん予想できなくて、つくづく自分はセンスがないんだなあと思いましたよ……。「眼球と注射器」はだれもインポートしてくれてないしね! おっかしいな、いいじゃん、あれ。いやだけど。ばっちりへんな人に見えますよ?


まあ……自分の使うデザインを選ぶ、という目で見ると、とりあえず、個性的なのは避けます。個性的というか、くっきりしたイラストや写真を使ってるの。なので、自分が今回出したようなのも避けるなあ。使っている人が多ければ、使ってもいいかもしれない。それが自分の個性ではない、と認知されるならば、いい。
で、幅が可変で、薄い背景色に濃い色の文字でコントラスト十分、リンクは青系文字下線つき、本文の文字の大きさをいじってない、適度な余白がついている、……ってぐらいしか、希望はないはずなのに、なぜか、なかなか見つからないよーな……(今回の受賞作品にもない……)。「適度な余白」ってのが意外と難関で、自分でやってもなかなか実現できないです。

佐々木
余白は、多い方が嬉しいですか(笑)?
鈴木
文章によります。一般に、下手な文章だと余白に耐えられません(笑)。

(ひゃー。)
それで、探して選ぶのがめんどくさくて、最初の2年ははてなダイアリーデフォルトで通していたという……。


見る側、閲覧者としては、どういうデザインが好ましいか?っていうと。上に書いた条件と同じなんだけど(私が見やすいから)、でも、そんな自分好みのデザインばっかりの世界はおそろしいなあ。と思う。見にくかったらそれこそユーザスタイルシートを適用するので、どうでもいいといえばどうでもいい。
しかし、まあ、サイトのイメージとゆーのもあるので。その意味では、あんまりスタイルシートを変えないほうがいいんでしょうね……。って、これは使用者側の視点か。閲覧者としてはほんとうにデザインには関心がないな、私。だからセンスが育たないのでは。……センスって、何だろう?


と、いうようなことを考えながら、なぜ公開デザインに出すのか、といえば。Amazonギフト券のため。だけでもなくって(可能性はすごく低いんだし……)。使うかどうかを決めるのは使う人自身なんだから、私が使っていいよ、って思うものは、使っていいよ、って差し出しておけばいいのだ、と、考えているからです。このへんは文章を書くのでも同じ、読むかどうかを決めるのは読む人自身なんだから、自分で価値があるかわかんないものでも、出せるものなら出しておけばいい、と。
つーか、また、なんか、思いついた。けど、このコンセプトのは、すでにありそうだ、というか、あるよな、きっと。そして私は締め切りがないと動かない……。