十日目

九日目

今年はじめて本屋に行く。目当てがあったわけではなく、そろそろ様子見しとこうかな、って……（なにを？）。いやまあ、通常どおりでした。
うちで、立っているときになんか玄関ドアがカタカタいうな、って思ってドアの方向を見て（ドア自体は見えない角度）、照明のヒモを見て、吊り下げてあるフェイクグリーンを見て、あれ、地震なんですね……？っていう……。佐渡のほうが震源で、こっちでは震度2。けっこう揺れてるのにわからんもんだな……？
昨日はヘリの音がしてた。今日はよくわからん。救急車の音はあいかわらず複数回する。

休日ゆえ、のんきにぐうぐう寝る。
荒天。雪ではなく雨だけど、風つよし。このうち、地震じゃなく風で揺れてない？って感じする。
大きな地震経験後あるあるだと思うけど、つねに揺れているような感じあるよね……。じっさいに地震があると、あ、これまでは揺れてなかった、ってわかるけど。
ヘリの音は聞かなかった。
2日か3日ぐらいに、悪質な偽情報に注意するように、拡散しないように、という注意を見ましたけど、その偽情報自体がなんだったのかがわからなかった……んですけど、なんか政治利用しようとしてる人います？

今年はじめてのおやすみ……と思って朝寝していたら起こされた……。
- 夜明け前に地震、昨日このままではすまないと書いたそばから地震があって、いちおう起きました（震度2か3）が、そこから二度寝していた。
- 寝ぼけているときのほうが警戒心というか恐怖心がはたらかない、寝ぼけているからだ、ともいえるけど、寝ぼけているときのほうが本能的なものがはたらくんじゃないかという気もする。眠れなくなったりしないのか（しない……）。
本能ははたらかないけど、仕事はしてきた。
- 仕事、じつは地震のせいで増えたのだ。一日の仕事量は少ないので疲れてはいないが、ほんとうは今月はもっと休日ばっかりの予定だった。
路線バスがまだ日祝日ダイヤだということを今日知った（ほんとうは3日までが日祝日ダイヤ）。2日が全面運休だった、というのも、後日にバス通勤の人から聞いて知った。当日はバスが走っていないことに気づいていなかった。
- 周遊バスは右回りルートは今日再開。左回りルートは当面運休。乗務員が足りないらしい。
自衛隊の車を何台も見かける。ありがとうがんばれー。

新年、はじめてスーパーへ行く。スギヨさん休業の穴よ……。
- ビタミンちくわ（なぜか長野県民のソウルフードらしい）をつくっている七尾市の会社。被災したけど、被災者に水やおでんを配っているらしい。
水は一家族当たり何本までの購入制限あり。
今日もヘリの音がする。いまさらだけど、これ、自衛隊なのかな？
救急車の音も毎日する。お正月は毎年多いけど、例年より多くない？　五日になっても、複数回ってのはあんまりないような。え、能登までは行けませんよね……？
地震の回数と規模は少なく、小さくなってきてるような気がする、が、このままおさまるのかといったらそういう推移はしない……。
頭痛がする。

ヘリの音は昨日より少なかった。
十階にいるとき、ゆ～らゆらと揺れたので、現地では震度5程度……と推測していたら、最大震度5強であった。
仕切り直しの初売り日。大和では、開店前に行列ができてましたが。そんなにテンション高くない……ように見えるのは、こっちの気分のせいなのか。店の中までは入っていないのでよくわからん。
まあ、人出はそんなに多くはない。閑散としているというほどでもない。
職場の人と地震のときになにをしていたかを話す。正直、みなさん、ふつうに仕事をこなしているので、あんまり動揺してなさそうに見えるんですが、まあ、はたから見れば私もそうだよな、たぶん。びっくりした、やばい、と話しつつ、口調が明るいというか、深刻に話すとほんとに深刻になっちゃうので避けているのかもしれない……。

ヘリの音がいちにちじゅうしていた。夜明け前から。夜になってから静かになった。
初売り、今日の予定の店が多いと思うけど、どうするのかな、って思ってたら、けっこう臨時休業になってました。
でも、朝、店の中が見えるところを軽く見た限りでは、あんまり荒れてる感じはしなかった。昨日は休みのところがほとんどだから、昨日のうちに片付けたわけではないだろう。
酒屋の瓶がいくらか落ちてたぐらい。
陶器の店のショーウインドウの中も無事だなと思ったら、帰りに見たら営業していた。すごい。
職場もそんなに荒れてた形跡はなかった。建物自体は古いけど、数年前に耐震補強工事をしたのである。耐震工事、だいじ。
けっきょく、うちがいちばんものが落ちたのでは……？　机の上の本はぜんぶ落ちた。とはいえ、押し入れの中に積んでいた本は一部が崩れただけだった。食器は、どんぶりがいっこ、一メートル以上落ちた。割れなかった。
落ちたり崩れたりはしたけど、損傷はゼロです。よかったね。
でも引っ越そう。なんかこの建物やばい気がする。昨年末にもちょっと、ここだいじょうぶなんかいな、って思うことがあったんである。今年は引っ越そう。