明るいような暗いような

さて、予告したので私のハイクおえかきのやり方です。
といっても、べつに特殊なことはしてませんが……。
てきとうな下書きをしたあと、

ひたすら半透明ペンで塗っているだけです。

パレットにない色は混色してつくらなければならぬ、という事情と、てきとうな色の揺れがあったほうが助かる、ということで、半透明ペンべんり。

(パレット。デフォルトの黒は純黒ではないことに注意。)
2回重ねると元の色になってしまうので、たとえば青を少し灰色っぽくしたいときは、青と灰色を重ねたあと、スポイト( Ctrl を押しながら目当ての色のところをクリック)で色を吸って元の青と重ね、という繰り返しで目的の少し灰色っぽいってところまでもっていきます。空とか、そうやってグラデーションつくる。よくわからん説明だな……。
じつは半透明ペンじゃないふつうのペンでも混色できるというか、混色できてるんだけど(2色重なった境目が混ざった色になっている)、私はうまく吸いとれないので、あんまりやらない。
で、なんか足りないなと思ったので背景をつけたすことに。

人物や動物以外は、輪郭線を描かずに色をのせることが多いです。人物の輪郭線も描いているうちに消してしまうというか消えてしまうというか、あるいはやわらかい色で引き直したりとかします。下書きよりスカート広がってたりするし。

そんなこんなで1時間弱。顔ちがう。


明るいような暗いような、っていうのを模索してるんですけど、これがなかなか。つまり光を描こうとしているのですが。


架空の風景にしても、写真を見ながらにしても、もっと明るくて、もっと暗く、って、何度塗り直してみても、どこまでいっても収束しないのだ、これが。色そのものがつくれないっていうより、テクスチャというか、感触みたいなもんなんだとは思う。あと、黒が薄くなったのって、灰色じゃないような気がする。白がくすんだのは灰色だけど。びみょうだよな、灰色。
下の竹林と紅葉は、わさわさブラシ使用(点がランダムに散らばる)。葉っぱは細かくて鋭い陰影差があるので、半透明ペンだとなんとなく違う。

植物は写真を撮るのも難しいけど、描くのも難しい。
ちなみに↑の絵、あとで自分で見返して、なんか白いへんなのがいる、って思ってしまった。素で。

珍しく半透明ペン使わず、輪郭線も描いている。どんな絵にするかまったく考えずに描きはじめ、途中で、これは全身だろ!ってことになったため、大きめになっております。茶色とピンクの組み合わせが好き。
服装や髪型には毎度、困ってます。うう。「似合う」ってのがわからん……。
私の絵は少女まんが起源なので、本来は輪郭線ちゃんと描く派なんだけど、レイヤーがない、輪郭線を保存できないツールを使ううちに、だんだん絵柄が変わってきた気がする。あと、輪郭線にこだわらないほうが早く描けるので……。

珍しくでかい。ファイルサイズもでかい。しかしハイクでは縮小表示されてしまうので、こっちにも貼ってみる。