暗所・閉所愛好家のためのリフォーム

西田恭子『減築リフォームでゆうゆう快適生活―住まいをコンパクトに リフォームカレッジ「減築」篇 (リフォームカレッジ 減築篇)』。
太陽の光に当たると気鬱になるので日差しはなるべく遮ってくださいとか、玄関は人柄をあらわすというからとくに暗くしてくださいとか、広々としているよりもみっしりな部屋のほうが落ち着くので広く見せようとしないでくださいとか、客はぜったいに入れないので客用の配慮は無用ですとか、どうせ料理はしないのでいっそキッチンはなしってことでよろしくとか、ただでさえ運動不足なので家の中では動かざるを得ないように生活動線は乱してくださいとか、そういう要望はないものか、と思った。……わざわざリフォームしなくても実現できてるから? いやいや、そういうんじゃないんだよー(どーゆーのだ)。
まあ、明るくて広々としているほうがいい、っていうのは、それはそれでわかるんです。
けど、生活感がないほうがいいっていうのは、まじまじと考えると、なんでだかわかんない。なんだ、生活感って。生活している感じ。生活している感じじゃない家で生活したいのって、生活したくないってこと? ってそんな極端なもんじゃなく、生活感っていうのは、生活している感じの中でも、汚い、みみっちい感じのことを指すのだとは思うけど。