本を選ぶ

ひさしぶりに図書館に行きました。
「福袋」があった……。紙袋に2~3冊入っていて、テーマと冊数が書いてあって、中は見えない。あれ、でも、貸出手続きするときに紙袋あけなくてはいけないのではないかしら。うちに帰ってから、わーなにが入ってるんだろー、ってわくわくしながらあけるものではないんだな……。まあ、売れていたようです(売ってないけど)。はじめに見たときと帰るときで、減ってたから。

いままで読んだことのない作家の小説を読もう、と思って、このあいだから、本屋に行くとじーっと棚をみまわしてるんですが、さっぱりわからん! 読んだことのある作家かどうかはわかります、が、このいっぱいあるうちのどの一冊を、いま、選べばいいのか! これ、っていうのがない。
あと、数年前まで自覚がなかったんだけど、どうも私、「ひらがなやカタカナがまじる名前」を避ける習性があるっぽい……(ラノベやまんがは除きます。もちろん外国の作家も除きます)。謂れのない好みなので、そこで遮断したらもったいないんじゃないの?とも思うけど、世の中にはこんなにたくさんの本があるのだから、根拠なく絞ったところで問題ない気もする。完全に遮断しているわけでもないし。
タイトルに「あやかし」とか「もののけ」とかひらがなで入っている系のも避けてる。オビの宣伝文に「感動」とか「泣ける」とか入ってるのも避ける。感動したいけど避ける。
でも消去法だけじゃ選べないわけで。なにしろ本は山ほどあるわけでして。
私は私が好きな本を読みたいのですが、私が好きな本は私が読まなければわからないというのが、問題なのね。

金沢市消防出初式

金沢城で開催。

加賀鳶はしご登り。はしごは消防団員が自作しているらしいよ。



BGMとしておじさんが歌を歌っていたんですけど、だんだん興が乗ってきたな……と感じられるところがおもしろかった。
百万石まつりのときにも見たことがありますが、そのときは2組程度だったので、いっぱいいると壮観です。でもちょっと写真を撮るのに気をとられすぎました。反省。

女の子が近くを通る消防団員たちに、「○○(なんて言ったかわからなかった)のおじさん!」って声かけて手をふっていて、可愛いんですけど、おにいさんだよ、おじさんじゃない、おにいさんっていってあげて!!と、心のなかではげしくつっこんだ。
子ども連れの家族が多かった。私みたいにひとりで歩いている人はあんまりいない……。

一斉放水。
「放水――はじめ!」の号令に合わせて、見物人のみなさまがちゃきっとカメラやスマホを構えたのがおもしろかった……よく訓練されている……。

虹がかかってるの、わかりますかね。
そしてホースを支えているのがふんどし男子なの、わかりますかね。

この水、堀からとっているみたいなので、冷たい上に、きれいではない……。よくがんばりました。おつかれさまでした。

で、帰りに、「鼠多門」の復元工事の、見学台があるというので行ってみたら(今日まででした)、紅白鏡餅を発見。


2020年7月完成予定ってことで、ここもオリンピックに合わせてるんだろう。締め切りが集中する業界はたいへんだな……。
金沢城、ずいぶん、変わったよなあ。まあそれでも、私が知っているうちは、最初から「城」で、大学だったり陸軍だったりはしないんですが。

意外性

年末に横溝正史『白と黒』(ISBN:9784041304136)を読みました。横溝正史、2冊目だよ! 前回は小学生のときだよ!
そもそも表紙が意外でしたね。

背表紙はあいかわらず黒かったんですが、それにしても、角川文庫の! 横溝正史の! 表紙がこわくなくなってるとは思わなかった!
タイトルがこれだから白黒なわけではなく、他のもそうだったんですが、でも全部がこれ(カバーデザイン・大路浩実)になってるわけでもないっぽい。

そして舞台が団地。金田一耕助と団地。へんな組み合わせ!
本をひらいてみると、そんなに黒くない。漢字が多いわけでも、みっしり文章がつまっているわけでもない。いや、小学生の私は『八つ墓村』を読むのにとても難儀したのですよ。なので、もっと黒々しいのかと思ってた。紙面が。
で、読み進めてみるとまた意外なのが、金田一耕助の存在感がない。特徴がない。あまり役に立ってない。名探偵、それでいいのか……。
その一方、事件関係者はわりとキャラが立ってるというか、人数が多いわりには、「だれだっけ?」とはならない。もうね、事件がどうとか犯人がだれだとかいうより、団地の人間関係のおかしさ(滑稽さ)で、読ませているようなもの。これ、金田一耕助シリーズの典型ではぜんぜんない、たぶん。

作品の執筆・発表年代はわからないんですが、作中年代は、昭和35年、1960年。まえに、戦後の日本のミステリに古さを感じるのは、社会における女性の役割の違いではないか、と書いたわけですが。
ymd-y.hatenadiary.jp
この作品にもその点、気になったところがある。警察と金田一が既婚女性ふたりを前に事情聴取をしていて、その呼びかけが、「奥さん、須藤さんの奥さん」「奥さん、宮本さんの奥さん」なのである。いや、ふつうに「須藤さん」「宮本さん」でいいやん。なんで「奥さん」。亭主のほうと交流があるというならわからなくもないけど、このふたりの亭主とはほとんど会っていないのである。男の「奥さん」であるという面しか女はもたないと規定されているかのよう。
でも、個々の人物造形としては、そんな風には描いていない。女性たち、金田一や刑事たちより、よほど存在感がある。じぶんのことを「きっとお脳がヨワイのよ。」って言った女の子がいて、彼女が作中もっとも印象的でした。いや、「お脳」ってのがもうインパクトありますけど。
あと、むっちゃつっこみたいのが、男が婚約者をつれこむのに、友人の妾宅を使っているシーン。立派なお家で、そんな妾宅をもつ友人がいる男に感心する女……待て、それ、当時の感覚でもそんな女はそれこそ「お脳がヨワイ」のでは? 違うの? これ、いいの?
で、殺人の動機に、現代的視点では、すっごくもやもやするんですけど、ネタバレなので書けない。

今年の抱負

ほうふ……抱負……。
今年は、歯医者に行こうと思います……その前に役所に行かなければなりませんが。

休みのうちに旅行に行きたい。が、なんとなく足が重いのは、寒さのせいというより、乗り物酔いが不安なのです。常時吐き気がするのは、だいたい、治ってきてるので、前よりはマシなんですが、もともと乗り物酔いするので。一時間以上乗り物に乗る、ということを、たぶん、六年以上、していないので、また弱くなってると思う。慣れればちょっとは……うーん、どうだ。

冷蔵庫がうるさくなってきたので、買い替えどきなのかもしれない。の、ですが、白物家電は二十年以上長持ちする、ということを知ってしまったので、選ぶのに慎重にしなければ、と思うとなおさらおっくう。異音がするといっても、機能自体には問題がない……というか、前は、霜がたまってしまうので、たまに霜取りしてたのが、最近は、むしろ、しなくてだいじょうぶな感じになっているんですが。

あれこれ片付けたい。とくに、あたまのなかのあれこれを。思いついたものを書いたり描いたりしてすっきりしたい。ぜったいにすっきりしないのはわかっておりますが。描くと、あらたに、思いつくものなんだ……。
しかし、なんかしようと思うと、あたまのなかで過程を考えて、それでもうめんどくさい、になることが多くて、もっと考えないほうがよろしいのではないか、と思います。

あ、うん……?

してください。

じぶんでつくっていいよ……。

元日のコンビニ

で、朝の散歩から帰ってくる途中、コンビニに寄るかどうか、ちょっと迷った。無理して24時間365日営業することもないじゃん、とは思っておりまして、そういう動きを促進するためには正月お客少ないよ、って実績(?)があったほうがいいのかな、と。でも現にいま、働いている人にとっては、せっかく出勤してきて客がぜんぜん来ないのもむなしいかな、とか。私ひとり行ったり行かなかったりでどうってことはないんですがね。
けっきょく行ってない。

(夜明け前)

でも元日のおしごとといえば、救急車出動特異日ですね。今日もたぶん、4回ぐらいはサイレン聞いた。