晴れてなかったわけじゃないので空を見てなかっただけ、というか意識してなかっただけなんだろうけど。真上しか空が見えない都会じゃあるまいし。
9月1日である。
小中学生の時分には必死に夏休みの宿題を終わらせにかかっていた9月1日。ばっちり親にも手伝わせてたはず。毎日、少しずつやるってことができないのだ。はじめのほうにすぐできるのをやって、めんどくさいのを残すのです。ごはんは、好きなものが後なんだけど。
しかし私は地味でおとなしい子どもだったので（あ、いまもか）、まじめで几帳面にみられがちであった。「まじめ」と「おとなしい」はまったく違う性質を指すのになぜか混同される（いや、「まじめ」は「おとなしい」を含むか？）。おかげで自分でもけっこう長らくそういう人間だと誤解していた。……誤解したままのほうがむしろよかったのでは……実際、小さい頃のほうがよっぽど几帳面ではあった。っていうか、性格が変わった、ってことじゃないのか。隠された本性なんてものがありますか。
