選ばれない

そういえば、先月に「調子がおかしい」って言ってたのは、治りました。
治ったというのかなんというか、決断しようと思っていたことを先延ばしすることを決断して、うやむやにしました。
うやむや、先延ばし。
なんとゆーか、身につまされる話を読んでもだえる遊びをしてたんですけど(遊びだったのか……)、「選ばれる者の物語」と「選ばれぬ者の物語」があるとしたら、身につまされるのは「選ばれぬ者の物語」であるらしい。そりゃもちろん、私が「選ばれていない」からなんだけれど。
まあ、物語に描かれている時点で、絶対的に「選ばれた」存在ではあるんだけど。でも、それが極端な場合とそうじゃない場合があって、極端だと、選ばれてしまったが最後、その道を進むしかない、あるいは、進むか戻るかしか選択肢がない、とか、そういうの。具体的な誰かに、か、生まれにか、才能にか、偶然にか、何に選ばれるのかはともかく。ライトノベルは極端系が多い気がする。
けど、選ばれなければ、自由だ。そこまで選択肢は狭くない。選ばれないがゆえに、選ぶことができる。でも、選ばれないということは、選ばなければならないということだ。自由だから、困る。――というほうに、身につまされたりしてたんでした。
でも、選ぶか選ばれるかなんて、ほんのちょっとの見方の違いでしかないんだ、とも思う。どっちだって同じこと。ほんとうは、選択肢の幅はどっちだって変わらないと思う。おまえしかできないんだからやれと言われてまったく拒むことができないなんて状況はめったにないし、どんなにやりたいことでもできないことはできない。
同じことだけど、それでも私は自分を「選ばれぬ者」であり「選ぶ者」であると思う。そうでありたい、っていうより、それはそう思っちゃってるってだけのことで、だから、そう思う、っていうのは私が選んだことじゃないんだけど……。

なんの話やらわからんな。