椅子

美しい椅子がわかる本(SEIBIDO MOOK)』。
ぜんぜんどうでもいい話なんだけど、巻末の用語集で、

フットレスト【foot rest】
 椅子の脚置き場。

とあり、ついつい、こんな↓

椅子の脚の墓場的なものを想像してしまった。英語のほうが意味が明確だな……。

人間の足を休めるところ。


椅子を芸術、アートとして飾って愛でるだけで、座って使わない、ことに対して、もやっとするものがあるんですけど、それ、本来は実用品であるはずなのに!っていう理由じゃないような気がしてきました。
なんか、まんがが芸術だとかいう言説に、もやっとするのと似ているような……。
「芸術だ」「芸術的だ」というのを、褒めことばだと思ってないのかなー、と考えたけれど……。まあ、褒めことばでも貶しことばでも本来はないんだろうけど、なんとなく賞賛あるいは揶揄のどっちをあらわそうとしているんだろうと発した人の意図を読みたくなることばなんだよな……どっちかしか、その意味はない、ように感じる。まあ、それはいい。
考えた末、褒めてようと貶してようと、一般庶民のものではなくなる、ってところがイヤっぽい、という結論に。
……芸術品は、高価なのだよ……。
まあ、作家モノの椅子って高いのですけど、材料のよさやら技術の高さやらもあるだろうから、どのあたりから付加価値なんだかわかんない。
一脚10万とか20万とか30万とか40万とか、たまに3〜4万なんてのを見ると安く感じる。落ち着け、うちの椅子は1万ちょっとだ! 現在製造されてるものでそういう値段なんだから、製造中止になった人気のある名作椅子とかになると、もっと高いんだと思う。でもって、コレクションするとなると、場所をくう。椅子のコレクターって、いったい、どういう人なんだ……。
でも、一度、じっくり選んで、買ってみたいものです。……障壁は、値段よりも、玄関を通るかどうか、かもしれん。