きらきら

撮りにくいもの、といえば、水の流れ。

ぜんぜん波立ってなくて鏡状態になってたり、こういう↑、風に揺れてるだけだったりするなら、まあ、なんとかなるんだけど、流れてて、しかも太陽の光を浴びてきらきら光ってる状態、は、さっぱり撮れませんです。樹木も撮りにくい。のっぺりしちゃうんだ。
カメラの性能の問題もあるのでしょうが……これは、カメラの目と人間の目の違い、というか、むしろ人間の認識……あるいは記憶?の問題、が、あるように思った。
そもそも「一瞬」なと見えないのだ、という。
一瞬じゃなく、五瞬だとか十瞬ぐらいを合成して、それを「一瞬」だと思っているんじゃないかな、と、考えたのでした。で、その「一瞬」と、カメラにとっての「一瞬」は、違って当然、って。カメラにとっての「一瞬」が「ほんとう」ってこともなく、そもそも「ほんとうの一瞬」などないのだとも言えましょうが。
「きらきらしている」ということばの表現自体に、時間変化が含まれてるのだけれど……動物の動きみたいな、始まりがあって終わりがあるわけじゃない、循環する動きだと、時間変化があるって忘れちゃうのかもしれない。
で、さらに飛躍するんだけれど、景色を静止画としておぼえてしまう、という記憶のありようは、人類が絵を描きはじめる前からそうだったんだろうか、という疑問が……。さかのぼりすぎ?