根本的な疑問

評判が悪いという評判を聞いて『オタク女子研究 腐女子思想大系』を読みました(発売直後に買って積んでいたのですが)。
「ふーん」っていう感じ。
私は腐女子ではないし腐女子の知り合いもいませんけど。
本を読んでから「悪い評判」のほうもちらちらと読みましたけど、そっちも「ふーん」でした。発売直後に買っていたくらいだから興味はあるはずなのに。
というか、腐女子の人は、隠れていたいならこの手の本が出ても買わず読まず言及せずの総スルーが最適解なのではないかな。世間の人にどう誤解されようと放置の方向で。発言して注目されるのがいちばんまずい。どうせ理解などされないのだから誤解の程度など些細な問題。
……理解されない、ってか、私は彼女たちを理解しない、なのですけど。彼女たちがどういう妄想をするのか、どういう行動をとるのか、それがわかったとしても、根本の、「なぜ『男同士』の妄想をするのか?」という疑問は解決されない。この本にしても、この本を巡る論争にしても、その「なぜ」にはぜんぜん踏み込んでないから、私には「ふーん」なのだと思う。