ちょっと、嬉しい

はてなスターですけど。
星が消せないっていうのと、そもそも機能自体を消せないというので、不評のようですが、私はそこがおもしろいと思ったのですよね。
星がついてても、間違って押しちゃったのかもしれない。いっぱい星がついてても、たんにサービスの調子が悪くてなかなか星がつかなかったからいくつも押しちゃったのかもしれない(実際今日、調子悪かった……?)。て、じつは意味が不確定なとこが。
間違いかもしれないし、間違いじゃないかもしれない。手放しで喜べるわけじゃないけど、ちょっとは嬉しい。そういう「ちょっと」を蓄積する、みたいな。
削除できる、となると、マジになっちゃうので。本物だとわかってしまうのは、重くなってしまう。星を集めようとしてしまう、それを、緩やかに回避してるのかなー、と。まあ、それでも、気になる人は気になっちゃうでしょうけど。
いきなり強制っていうのもね、まあ、横暴なんだけどさ。実際、選べるとなったら、私はつけないよなあ、って感じなんですけど。自分でも、あんまりひとのところに星をつけないだろうなあ、って思うけど。
でも、それで世界を変えてやろうって姿勢は、素敵だ。好きだな。

私の極めて個人的な願いは、星がみなさんの手でいろいろなブログに気持ちとともににつけられていく。インターネットが星と気持ちでいっぱいになる。メルヘンチックではありますがはてなスターでそんなそんな世界がきたらいいと思っています。

……とはいえ、やっぱりひっかかるところもありまして。ううーむ。

しかしその一方で、はじめてブログを開設された方の中には、何を書いて良いか分からず書くのをやめてしまったり、他のユーザーの心無いコメントによって心を痛めてしまったり、スパム行為にうんざりする、という出来事も頻繁に発生しています。こうした現状の中、より閉鎖的な空間で安心してコミュニケーションを行うことができるSNSサービスが人気を集めています。

はてなではこれらの状況を踏まえて、「ブログサービスはまだまだ発展途上であり、より快適に利用できる仕組みへとブログを進化させなければならない」という結論に達しました。オープンな空間に文章を書くことの素晴らしさを多くの人が体験しないまま、ブログをやめてしまったり、閉鎖的な空間に閉じこもってしまうのではなく、その素晴らしさを誰もが簡単に感じることができる仕組みと場を作り上げていくことが自らの使命であると考えます。

ネガティブリアクションよりもおそろしいもの、というのが、あるんですよ。無反応がこわい。いや、無反応っていうか……誰か読んでいる人がいるのか、という、不安、かなー。誤解されることよりも、反発されることよりも、そもそも誰かに届いているのか、っていう、心許なさのほうが……。
で、反応が返ってくるのがかんたんなサービスができるほど、それでも反応がなかったときのダメージは、大きいんだ。
……って、昨日、寝る前に気づいて、ふぎゃーと思ったけど、起きたら星がついてましたんでとりあえずこれでいいやってことに私はしますけど。いえ、それ以前に、誰かがいるってことは、私はすでに知ってるし、いいんだけど。
技術が悪いわけじゃないし、技術では何もできないってわけでもないけど、それでも、技術ではどうしようもない部分っていうのは、確実に、ある。それを信じることができるかどうか、っていうのは、自分の問題だから。どんな反応がきても、こなくても、誰かの善意や好意や、信頼や賞賛を、そのこころを、信じることができるかどうかは、技術で保証できることじゃない。