カレル・チャペック「不眠症の男」

わたしたちが、“わたしたちの人生”と呼んでいるもの、それはわたしたちが生きてきた人生のすべてではありません。それは選ばれたほんの一握りのものにすぎません。わたしたちはあまりにも多くのものを生きてきました。それはわたしたちの理性ではとうてい太刀打ちできないほどの多さなのです。ですから、わたしたちは自分に見合ったものだけを、あれこれと選んで、それで、何となくつじつまの合った物語を拵えあげ、その完成品を自分の人生と呼んでいるわけです。

人生、とな。
前振りです。明日、何か書きます。たぶん。