ひらがな

草上仁の『文章探偵 (ハヤカワ・ミステリワールド)』で、文章のクセ――漢字かひらがなかの選び方、外来語表記の仕方、誤字の語彙、書き込まれている事物の詳細さ――から、書き手の性別、年齢、職業、趣味、ローマ字入力かカナ入力か……書き手候補が限られていれば、ずばり誰か、というのを推測する「文章探偵術」が開陳されている、のですが。
私、そんなに厳密にことばを選んでませんよ……?
という困惑。
いや、漢字かひらがなか、というのは、割と意識していて、自分の中で統一しようとしてるんだけど、これ、どっちで書いてたっけ……って迷うことがよくある。っていう文章を書くうちにも、「割と」と「中」で、どっちだ、と思った。なので、混在しているはず。あえて混在させているのもあって、……でも、それもどういう基準でわけているのか、といえば、説明できない。「ばか」「バカ」「馬鹿」(「莫迦」は使わない)、「ひと」「人」、とか。まあ、どちらかといえばひらがな多用。副詞はたいていひらがなで書いている(ん、いや、「割と」って副詞か……?)。だって、なんか、ひらがなのほうが色気があるような気がするから……!だけど、私の場合はバカっぽくなるような。漢字があってこそのひらがなです。
とくに、これをひらがなで書かれると弱い、ということばがあって、もう、自分では、使えない……
「うつくしい」

追記


↓iru35711さんにそそのかされて……(違)。