ねこ

猫というのはそもそも、何でもわかっているようなしゃあしゃあとした顔をしているものだし。
松尾由美『ニャン氏の童心』(ISBN:9784488439095


猫の肉球で頬を撫でられたような蠱惑的な声だった。
麻耶雄嵩『あぶない叔父さん』(ISBN:9784101212814


たぶん、猫の肉球、触ったことないね。猫が身近にいたことないから。たいていの猫に避けられる自信がある。
昔、家庭教師先のお宅に何匹か猫がいて、そのうちの一匹が教え子の部屋に常駐してて、この子だけはまあそれなりの頻度で接した唯一の猫といえる。よく噛まれた。あれはきらわれていたのか……。やんちゃな子だったので、じゃれていたという解釈もないではないが。
しかし、私はたいていの猫には避けられる(二度もいわなくてよろしい)。